日本の食文化として日本人の心と身体に沁み渡る日本人の味
日本人の味の基本は「味噌・醤油」であることに疑問を持つ方は少ないでしょう。
それほど日本人の食生活の中心調味料として受け継がれてきた定番の味です。
醤油は、塩辛さだけではなく、甘み・苦み・酸味・旨味を兼ね備えており、素材の味を引き出すことにかけてはピカイチの調味料。
日本の高温多湿な風土で育つ「麹菌」が発酵段階において刻々と変化し、その味を作り出すのです。
味噌はといえば、昔は保存食で、戦国時代には陣中食として重宝されたとか。
当時からその栄養価が高く評価されていたことが分かります。
味噌は、大豆に含まれるたんぱく質と「麹菌」の発酵によって旨味成分が多く引き出され、原料を分解して様々な栄養素や有効成分を作り出し、塩よりも低い塩分で味わいある様に変化して出来上がります。
料理法も様々なに、広がりのある使い方ができる頼もしい存在です。
また、米に不足しがちな必須アミノ酸やビタミンB12が豊富なので、ごはんと味噌汁の組み合わせはまさに日本の風土から生み出された絶妙のコンビと言えるでしょう。
いつの時代も身体を支える「食」の問題は、人間にとって切っても切り離せない大切な「軸」です。体だけでなく心にも大きな影響があることはすでにお分かりでしょう。
その中心となる主食と主食を支える調味料。
日本人にとってはそれが「味噌・醤油」です。
毎日の食に必要な基本調味料…。
だからこそ、安心できる本物の味を選びたいものです。
私たちが作るのは、材料にこだわり、古来の製法にこだわり、時間をかけて生み出す味噌と醤油です。作るというより、大地から届いた材料がよりよく発酵・熟成できるように、助ける、そして味が深まっていくのを見守ること。と言った方がよいかもしれません。
そうした過程を経て、皆さまの元へお届けしています。
日本の食文化として日本人の心と体になくてはならない味。
もっと言えば、日本人細胞の土台となる味。
日本の味、味噌・醤油。宮城で育った素材を宮城の味として送り出せる恵みに感謝しつつ、鎌田醤油はこれからも心を込めて造って参ります。